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海外の注目ファイト 村田諒太にみどころを聞く
8/26 亀海喜寛が世界4階級制覇のミゲール・コットと対戦 2017.08.25

 8月26日(日本時間27日)、アメリカのカリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターでWBO世界S・ウェルター級王座決定戦が行われる。元世界4階級制覇王者で現1位のミゲール・コット(36=プエルトリコ)と、5位の亀海喜寛(34=帝拳)が拳を交えるもので、亀海にとっては初の世界戦となる。コット(45戦40勝33KO5敗)はマニー・パッキャオ(38=フィリピン)やフロイド・メイウェザー(アメリカ)といったスーパースターとも戦ってきた世界的なビッグネームで、亀海(32戦27勝24KO3敗2分)が勝てば一気にスターダムに駆け上がる可能性も十分にある。そんな注目の大一番について、12年ロンドン五輪金メダリストで、現在はWBA世界ミドル級2位、WBC3位にランクされる村田諒太(31=帝拳)にWOWOWが独占インタビューを行い、みどころなどを聞いた。



間違いなくボクシング史に残る試合になる

――この試合が決まったと聞いたとき、どう思いましたか。

震えましたね。コットと戦う日本人選手が出てきたかと。夢の舞台ですからね、羨ましいぐらいです。サッカーにたとえるならば、ワールドカップの準決勝で日本がドイツかスペイン、ブラジルと戦うようなものですから。この試合は間違いなくボクシング史に残る戦いになるだろうし、だからボクシングファンだけでなく日本の人にはもっともっと注目してほしいですね。僕としてはコットと戦える亀海さんが羨ましくもあり、目標にしたいという気持ちもあるし、いろんな感情が入り混じっています。

――コットは村田選手と階級が近いわけですが、自分が戦うこともあると思って研究したのでは?

そうですね。S・ライト級、ウェルター級時代のコットはガードを固めてカウンターを合わせるなどフィジカルで相手を打ち倒していたけれど、最近は変わりましたね。特にフレディ・ローチ・トレーナーと組んでからはステップワークをつかってジャブを突いて出入りするので、以前よりも崩しにくいボクサーになったと思います。階級を上げてから自分よりもフィジカルの強い相手に弱みがあったけれど、それがなくなりました。

――体格では亀海選手が勝ります。

たしかに体格的には亀海さんが見下ろしてしまうほどですが、いまのコットはとにかく左ジャブが巧い。S・ウェルター級、ミドル級ではハードパンチャーというほどではないけれど、もちろんパンチ力はあります。でも、一発の破壊力なら亀海さんの方が上だと思います。

――村田選手は亀海選手とスパーリングをしたこともあるのでしょうか。

スパーリングはありませんが、(互いにパンチを当てない)マスボクシングは何回かしたことがあります。亀海さんはパンチを芯で食わない技術があるし、独特のタイミングで入ってきてボディブローの角度が多彩なんですよ。外から打つときもあれば内側から打つときもある。上下の打ち分けもあるし、とにかく多彩です。この距離になったら自分は強い、というショートレンジでの戦いに自信も持っています。そういうボクサーは強いですよ。いまの亀海さんの強さは「自分のスタイルを貫いて戦えば世界で通用する」と確信していることだと思うんです。勝ったら焼きもちを焼くけれど(笑)、亀海さんならコットにも勝てる。日本中をアッといわせてほしい。

ボディブローで失速させれば中盤以降のTKO勝ちも

――村田選手からみて、亀海選手はどんな人ですか。

気さくに話しかけてくれるし、優しい人ですよ。「お前と一緒にするな」と怒られるかもしれないけれど、亀海さんも僕と一緒でボクシング・マニアですからね(笑)。ボクシング好き同士、ほかの選手の話もします。

――これまで亀海選手はアメリカで8試合も戦っています。

最初のころは満足のいく結果が出なかったけれど、それでも自分のスタイルを確立してここまで来ていますからね。最近はロバート・ゲレロ(アメリカ=元世界4階級制覇王者)、ヘスス・ソト・カラス(メキシコ)との2試合など激闘を展開しています。打撃戦に持ち込めば亀海さんは強いですね。アメリカン・ドリームの一歩手前まで来ているのだからスゴいですよ。

――どんな展開を予想しますか。

コットは亀海さんがアルフォンソ・ゴメス(メキシコ)と戦った(判定負け)ときのイメージがあると思うんですよ。だからジャブをつかって距離をとれば勝てるなと。

――やはり負けた試合からヒントを得るわけですね。

相手の弱点を知ることは大事だし、そのためにも負けた試合は研究します。もちろん勝っている試合も見ます。そうすれば攻略法が見つかるわけです。コットも亀海さんがゴメスやジョアン・ペレス(ベネズエラ)と戦ったときの映像をチェックしていると思います。

――では、あらためてコットはどう出てくると思いますか。

しっかりガードして、かりにパンチを食ったとしても致命打にならないようにしてジャブを突いてくるでしょう。いまのコットはとにかく左ジャブが巧い。亀海さんにとって最悪の場合、左ジャブでポイントを穫られ、追いかけるものの詰め切れないという展開も考えられます。でも、いまはペレスと戦ったころの亀海さんとは違いますからね。もしもコットがイージー・ファイトと考えたとしたら罠にかかるということになるでしょう。

――亀海選手はどう戦えばいいと思いますか。

身長など根本的なサイズでひと回り違うし、体の強さも圧倒的に亀海さんが上。それを利用して相手の懐に入ることだと思います。大きな選手に入って来られるのはイヤなものですよ。壁が迫ってくるようなものですから。相手のジャブを気にせずに亀海さんがプレッシャーをかけながら入っていき、序盤から得意のボディブローを打っていってコットを失速させれば、中盤から終盤のTKO勝ちがあると思います。

――ジムメイトが海外で世界戦に臨むので、村田選手も刺激を受けるのでは?

僕が目標としていることをやってしまうわけなので、僕も追いつけ、追い越せという気持ちで頑張らないといけない。目標となる人が近くにいるので、こんなにありがたいことはないですね。

――村田選手が活躍するミドル級でも9月16日(日本時間17日)にゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)対サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)という大きな試合があります。

事実上のナンバー1決定戦なので、勝った方と戦いたい気持ちです。僕も5月のアッサン・エンダム(カメルーン/フランス)戦である程度の実力は示せたと思うし、次のステージに一歩近づいたと思っています。だから、そのナンバー1決定戦(ゴロフキン対アルバレス)も目標のひとつの試合として見ています。



◆◆◆WOWOW番組情報◆◆◆

刮目せよ!究極のボクシング月間
★「生中継!エキサイトマッチスペシャル 井上尚弥&ロマゴン ダブル世界戦」
9月10日(日)午前10:00〜 [WOWOWプライム] ※生中継

WBO世界S・フライ級タイトルマッチ
井上尚弥(日本/大橋)/WBO世界S・フライ級チャンピオン vs
アントニオ・ニエベス(アメリカ)/WBO世界S・フライ級7位

WBC世界S・フライ級タイトルマッチ
シーサケット・ソールンビサイ(タイ)/WBC世界S・フライ級チャンピオン vs
ローマン・ゴンサレス(ニカラグア/帝拳)/元4階級制覇王者
放送情報はこちら>

★「生中継!エキサイトマッチスペシャル 頂上決戦!ゴロフキンvsカネロ・アルバレス」
9月17日(日)午前10:00〜 [WOWOWプライム] ※生中継

3団体統一世界ミドル級タイトルマッチ
ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)/3団体統一世界ミドル級チャンピオン vs
サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)/元2階級制覇王者
放送情報はこちら>

★「生中継!エキサイトマッチ ホルヘ・リナレス王座防衛戦」
9月24日(日)午前11:00〜 [WOWOWライブ] ※生中継

WBA世界ライト級タイトルマッチ
ホルヘ・リナレス(ベネズエラ/帝拳)/3階級制覇王者 vs
ルーク・キャンベル(イギリス)/WBA世界ライト級1位
放送情報はこちら>





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