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芸能界屈指のボクシング通・香川照之がボクシングのビッグマッチ4連戦について熱く語る! 2016.09.12

9月、メイウェザー、パッキャオ引退後の現在のボクシング界を牽引するビッグネームがそれぞれ重要なタイトルマッチに臨む。体重差がない状態で全階級を通じて最強の選手を決める“パウンド・フォー・パウンド”ランキングで1位につけるローマン・ゴンサレスの4階級制覇をかけた一戦をはじめ、3団体統一王者で16連続KO防衛中のゲンナディ・ゴロフキン戦や、人気・実力ともに最高峰に位置するメキシコの若きヒーロー、サウル・カネロ・アルバレス戦、WBAとWBCの王座統一がかかったホルヘ・リナレス戦など今後のボクシングシーンの行方を占うビッグマッチが開催される。世界が注目する4戦について、芸能界屈指のボクシング通、香川照之さんにインタビューを行い、勝敗の行方を占ってもらった。



ゲンナディ・ゴロフキンvsケル・ブルックについて(現地時間9月10日(土)開催)

――9月はビッグマッチが目白押しですが、3団体統一王者ゲンナディ・ゴロフキンとケル・ブルックの試合が決まったと最初に聞いた時にどう思いましたか。

香川照之 階級の壁というのはこの10年、あるいは20年くらい本当になくなっていて2階級を飛び越して挑戦するのも当たり前のことのように思えるんですが、やっぱり正直、ここまでゴロフキンの相手がいないんだなというのが一番の感想でした。

――どういう試合展開になりそうでしょうか。あるいはなってほしいですか。

香川 たとえばケル・ブルックが長い距離でずっと戦える選手だったら勝機があると思うのですが、お互い中間距離が一番得意であれば、かみ合ってガツンと終わる可能性があります。タイプはかみ合う、距離はかみ合う、なおかつ体重差があるとなると、ケル・ブルックは受けたことがないパンチを受けることになるなと思いますね。

――ケル・ブルックの良さはどうでしょうか。

香川 ガードの隙、パンチの後ろから思い切った右フック、左フックを鍵のように入れられる、シャープなパンチを入れられる黒人特有のバランスのいいすべてが及第点という選手。この段階でなぜゴロフキンに挑戦しなければならないのか不思議ですが、魅力的な選手であることは間違いないです。

――ケル・ブルックが番狂わせを起こすとしたらどんな展開になるでしょう。

香川 もしブルックに番狂わせがあるとすれば、36分間アウトボクシングを続けるしかないと思います。とにかく相手より先に当てるということだと思います。

――ゴロフキンに油断があるとしたら。

香川 17連続KO防衛が見えてきて、目に見えた油断はないと思うのですが、人間ですから、普通だったらどこかで自重する、あるいは1発スウェイバックするところをぐっと前に行ったときに、もしかしたらケル・ブルックのカウンターがどこかで当たる可能性があるかもしれません。ここのところのゴロフキンは、風がそよそよ吹いているような完璧な感じなので、一つ泡をふかしてほしいなとケル・ブルックにはと思いますけどね。

――その盤石なゴロフキンを含め、サンダース、日本の村田諒太選手と今後ミドル級はどうなるでしょう。

香川 ミドル級は本当にゴロフキン一色になっている。ただ我々には村田選手がいるのでどうにかWBOから獲っていっていただいて、ゴロフキンと対等にいけるというニュアンスをアメリカ国民に植え付けるという選手になっていただきたい。

――そこにカネロが入ってくる可能性が十分にあると。

香川 そうですね。

――活況を呈する世界最大級の階級になりますよね。

香川 ゴロフキンがアメリカやイギリスのようなメジャーな選手ではないので、ちょっとここまで後手に回っていた感はありますが、ようやくここにきてスーパースターの地位を手に入れているので、僕はゴロフキンにゴメスの記録(17連続KO防衛記録)を破ってもらいたい。1つの階級にとどまるということがこれだけない時代にミドル級にずっととどまり続けている彼には敬意を表したいなと思います。3回か4回で僕は順当にゴロフキン勝利だと思います。

ローマン・ゴンサレスvsカルロス・クアドラスについて

――ローマン・ゴンサレスとカルロス・クアドラスの試合を最初に聞いた時はいかがでしたか。

香川 よくクアドラスが受けたなと。やはり自信があるのだろうなと。ローマン・ゴンサレスは本当に誰にも止められない状態。ただウェイトが一つ上がるということが一番大きいのでクアドラスの潜在的能力も含めて、最近の中では最も拮抗した試合になると思います。

――ローマン・ゴンサレスはカルロス・クアドラスに対して意外と苦手なのでは?

香川 ライトフライ級からフライ級に上げたあたりで、最初に彼がキャリア前半で持っていたような全般的なスピードだったりパンチの切れだったりというのは確実に失っていると思います。しかし、ボディワークとボクシングをいろんな選手とやる経験の中でこう打ったらこうだという経験値がスピードを失っても上回っている気がするので、そういった意味ではクアドラスは出入りの激しい1秒たりとも気を抜かない忙しいボクシングをすることによって、何か可能性がある気はします。

――今回、同門対決ですけれども。

香川 どちらかに負けが付くわけで、そういう意味では非常にハラハラした試合だなと思います。同門対決は同門対決ですが、メキシコとニカラグアという中南米同士の激しい国の意識の意地の争いもあるような気もします。

――このクラスには日本の井上尚哉選手もいます。井上もローマン・ゴンサレスとやりたい、ローマン・ゴンサレスもぜひやろうといっていますが、この対戦に関してはどうですか。

香川 仮にクアドラスがローマン・ゴンサレスに勝ったとしてローマン・ゴンサレスに1つ負けが付いたとしても、井上選手とローマン・ゴンサレスの試合はスーパーマッチだと思います。それはローマン・ゴンサレスのキャリアに負けは一つつくかもしれないけれども、何ら彼の潜在能力を低くするものではない。でもどうせならお互い無敗のままやってほしい。

――ローマン・ゴンサレスとカルロス・クアドラスの試合予想は?

香川 判定までいくと思います。どちらにせよ判定だと思います。目を切ったりとかいうアクシデントがなければ。判定でゴンサレスだと思います。ローマン・ゴンサレスも気合入れてくると思うので、今までのキャリアのすべての経験を使って対処していくと思います。

サウル・カネロ・アルバレスvsリアム・スミスについて

――試合自体はどんな展開になると思いますか。

香川 リアム・スミスは小さいので、前の試合で苦戦したアミール・カーンの距離に悩まされたりだとかそんなことはないと思うんです。接近戦をしてボディや角度のあるアッパーを割と近くで打ってくる選手で、パンチもいうほどあるわけではない。ここのところ連続KOしていますが。戦い方としては、お互い至近距離から自分の得意なパンチをインサイドから当てあうことになるんじゃないでしょうか。

――カネロがミドル級に戻ってゴロフキンと戦うということになると活況を呈しますよね。

香川 もうそれしかないですよね。メイウェザーとパッキャオがなんだかんだ言いながら結局やったわけですよ。いまある中で、ミドル級という一番我々がスーパーファイトを見てきた分厚い階級において、この2人の対決しかないと思うんですよね。そういう意味ではミドル級に戻っていただかなければ困ってしまう気がします。

――予想はどうですか。

香川 5回ですかね。5回TKOでカネロ・アルバレス。このところ、ジェームス・カークランドのアッパーもそうでしたが、壮絶なKOで倒す気がするので、きれいなきっちりとしたKOを見たいなという気がします。

ホルヘ・リナレスvsアンソニー・クロラについて

――ホルヘ・リナレスが、アンソニー・クロラの敵地に乗り込んで相手にしますがこちらはいかがですか。

香川 リナレスも本当にこのところ復調してきて、フェザー級時代のシャープな接近してのアッパー、等距離からのジャブ。すべてシャープさを取り戻しているような気がします。そういう意味ではライト級にやっとフィットしたなと。イギリスでも去年試合していますし、アメリカでもメキシコでもいろんな国で試合をしていますので、敵地というイメージはさほどないと思います。クロラもチャンピオンではありますが、怖さがある選手ではないので組みやすしだと思います。

――予想は?

香川 8回か9回で倒せると思います。もちろんクロラもあっさりと倒れてしまう選手ではないので、苦労はすると思うのですが、終盤8回、9回あたりにレフリーストップを呼び込まなくてはならないのかなと。負けるわけにはいかないので。




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