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4階級制覇を狙うゴンサレス
9/10 無敗のクアドラスに挑戦 2016.08.12

ミニマム級、ライト・フライ級、そして現在保持するWBC世界フライ級王座を手にしてきたローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)が9月10日(日本時間11日)、アメリカのカリフォルニア州イングルウッドで1階級上のWBC世界スーパー・フライ級王者、カルロス・クアドラス(27=メキシコ)に挑戦することになった。4階級制覇がかかる大事な試合だが、ゴンサレスは「試合が楽しみ」と意欲と自信をみせている。

ゴンサレスは帝拳プロモーションと契約を交わしていることもあり、無冠時代から数えて9度も日本のリングに上がっている。すべてで勝利を収め、そのうち7度はKOで終わらせている。WBA世界ミニマム級王座、WBA暫定世界ライト・フライ級王座(のちに正王者に昇格)、そして現在のWBC世界フライ級王座は、いずれも日本のリングで獲得したものだ。6月にバカンスで来日した際も「帝拳の人たち、日本のファンに感謝している。ありがとう」と話していたものだ。

45戦全勝(38KO)という軽量級とは思えない高いKO率(84パーセント)を誇るゴンサレスは、攻めてよし守ってよしの万能型の強打者で、世界戦だけでも15戦全勝(10KO)を収めている。プロデビューから11年、経験値も高いものがある。ボクサーの偏差値ともいえるパウンド・フォー・パウンド(体重が同一と仮定した最強ランキング)で現役トップの評価を受けているのもうなずける。

そんなゴンサレスの挑戦を受けるクアドラスは36戦35勝(27KO)1分の戦績を残している実力者で、こちらも帝拳プロモーションと契約を交わしている。そのためルーキー時代から何度も来日しており、日本のリングでは6戦全勝(5KO)をマークしている。現在の王座は2年前に獲得し、昨年11月に仙台で江藤光喜(白井・具志堅)の挑戦を退けたのをはじめ6度の防衛を果たしている。

以前はパンチ力に頼ったラフな戦いぶりが目についたが、最近は足をつかった緻密なボクシングも身に着けている。

ふたりは対戦のプランが具体化し始めた春ごろから舌戦を展開してきたが、正式決定して7月下旬に顔合わせした際は、互いをリスペクトしている様子だった。ゴンサレスが「4階級制覇をかけてクアドラスと戦えるので嬉しい。試合が楽しみ」と話せば、クアドラスも「ゴンサレスは強い王者なので尊敬している。十分な準備をして試合に備えたい」と応じている。

いまのところオッズは9対1でゴンサレス圧倒的有利と出ているが、試合会場のフォーラムは「番狂わせの館」といわれているだけに、なにやら不気味なムードも漂う。また、この階級には8月31日に防衛戦を控えるWBA王者の河野公平(35=ワタナベ)と、9月4日にV3戦を行うWBO王者、井上尚弥(23=大橋)がいるだけに、日本のファンにとっても気になるところだ。

ゴンサレスが4つ目のベルトを腰に巻くのか、それともクアドラスが阻止するのか。いまから楽しみなカードだ。


Written by ボクシングライター原功

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