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アルバレス対カーン ビッグマッチが決定 2016.02.19

想定外のビッグマッチが実現することになった。WBC世界ミドル級王者、サウル・カネロ・アルバレス(25=メキシコ)と、元WBA、IBF世界スーパー・ライト級王者で現在はWBCウェルター級1位にランクされるアミール・カーン(29=イギリス)が5月7日(日本時間8日)、アメリカのネバダ州ラスベガスで対戦することが決まったのだ。このメキシコとイギリスのスター対決は、4月にオープン予定のT−モバイル・アリーナで行われる。

アルバレスは昨年11月、ミゲール・コット(プエルトリコ)を判定で下して現在の王座を獲得、スーパー・ウェルター級に続く2階級制覇を成し遂げた。戴冠直後、WBCからは同団体の暫定王者でWBAのスーパー王座とIBF王座を持つゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)との統一戦を義務づけられたが、その試合はひとまず9月まで先延ばしすることで合意にこぎ着けた。晴れて自由選択試合を挟めることになり、挑戦者を探していると伝えられていた。

一方のカーンはウェルター級に転向して2年、まだ3試合しか戦ったことがない。いずれも強豪相手に勝利を収めてはいるが、すべて判定まで粘られている。そんなカーンに対しWBCは、6月までに同団体のウェルター級新王者、ダニー・ガルシア(アメリカ)に挑戦する権利を与えていた。このほかIBF同級王者、ケル・ブルックとのイギリス人対決も噂されていた。

160ポンド(約72.5キロ)を体重上限とするミドル級王者のアルバレスと、147ポンド(約66.6キロ)のウェルター級で1位にランクされるカーンには接点がないと思われていたが、ゴールデンボーイ・プロモーションズは155ポンド(約70.3キロ)で対戦することで話をまとめた。コット戦も155ポンドの契約体重で戦ったアルバレスにとってはベストの条件といえる。一方、カーンにとってもこれは致命的なハンデにはならない重量なのだろう。前日計量から試合までの1日で約7キロの増量が常のアルバレスに対し、カーンは「こちらも計量後に2キロから4.5キロぐらい増やしたい」と話している。体そのもののボリュームはともかく、体格面のデータをみても身長175センチ/リーチ179センチのアルバレスに対し、カーンは身長174センチ/リーチ180センチとほぼ同じ数字が並ぶ。戦績はアルバレスが48戦46勝(32KO)1敗1分、カーンが34戦31勝(19KO)3敗。

試合は4月にオープン予定のT−モバイル・アリーナで行われる。メキシコの戦勝記念日の週末ということもあり、2万人の収容能力を持つ会場は満杯になることが確実視されている。早くも11対4のオッズで有利が伝えられるアルバレスは「ミドル級王者として自分が最強であることを示すつもりだ。カーンはキャリアのピークにいるので、5月7日はすごい試合になるだろう」と対戦を楽しみにして様子だ。これに対しカーンも「アルバレスがベストのファイターのひとりであることは認めるが、私には彼を凌駕するスピードと能力がある」と自信をみせている。

見る側もゴロフキンとの統一戦はひとまず棚上げして、その前にアルバレス対カーンに注目したい。


Written by ボクシングライター原功

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