映画

マリー・アントワネットに別れをつげて

フランス革命が勃発する中、宮廷朗読係の少女は、心酔する王妃マリー・アントワネットから“身代わり”の命を受ける……。注目の若手女優Ｌ・セドゥが主演した歴史ドラマ。

フランスで最も権威のある文学賞の一つ、フェミナ賞に輝き、ベストセラーとなったC・トマの原作を、フランス映画界の重鎮B・ジャコー監督が映画化。今作では映画の中心となるもうひとりの主役ヴェルサイユ宮殿で実際にロケが行なわれ、通常では入場禁止となっている多くの場所での撮影も許可されたことも話題になった。主役のシドニー役に抜擢されたセドゥほか、彼女の周りを囲むマリー・アントワネット役のD・クルーガー、ポリニャック夫人役のV・ルドワイヤンなど、女優たちの美の競演からも目が離せない。